【ウインターカップ2018 コラム】広島皆実の三谷、2年目は初戦敗退 最終学年での再躍進誓う

バスケットボール

県立広島皆実 No.10 三谷 桂司朗

嬉しい経験も、悔しい経験も、次の一歩を踏み出すエネルギーとなる。ウインターカップ2018第71回全国高校バスケットボール選手権大会が23日に武蔵野の森総合スポーツプラザで開幕し、男子の広島皆実(広島)は75-84で桜丘(愛知)に敗れて、初戦で敗退した。広島皆実は、前回大会で8強入り。三谷桂司朗(2年)は、ルーキーながら主力として活躍し、名を馳せた。今季はU-18日本代表でも経験を積むようになり、さらなる飛躍が期待されている選手だ。

しかし、今大会は初戦でいきなり強豪チームとぶつかった。桜丘には、U-18日本代表の富永啓生(3年)がおり、得点力が高い。インサイドではセネガルからの留学生で205センチの長身を誇るセン マム リバス(1年)が強烈なブロックやリバウンドを連発。広島皆実は、序盤になかなか得点を奪えなかった。藤井貴康監督は「前半、攻守に重かった。富永君は、2人、3人でフェイスガードをやる準備をしてきて、ある程度は得点を抑えられたけど、こっちの得点が伸びなかった。とにかく取らなければいけない、自分がやらなければいけないという形になって、自分でシュートを崩してしまった」と悪循環を強いられた試合を振り返った。

しかし、後半は巻き返した。一時は23点差をつけられたが、最終ピリオドで猛追。終盤は、190センチの林龍之介(2年)、187センチの大福谷和馬(1年)と同時に起用し、本来はパワーフォワードの三谷をスモールフォワードで起用。三谷は、自らドライブを仕掛けて点を取る、昨年にはなかったプレーで成長を示した。三谷は「藤井先生から『こんな結果じゃ、応援してくれている選手は納得いかないぞ』と喝を入れられて、自分も姿で見せないといけないという気持ちでゴールに向かった。昨年も先発だったけど、引っ張ってもらうことが多く、自分から仕掛けることはほとんどなかった。今年になって、エースの自覚を持ってやらないといけないという責任が出てきた。そこで、自分からゲームを変える動きを考えるのが難しかった。まだ、遠慮している場面があるように思っている」と、1年を通した成長の一部を見せられた手ごたえを話した。

広島皆実での活躍を経て、将来の日本代表入りを目標に捉えるようになった逸材は、代表活動でコミュニケーションの積極性を学ぶなど、成長過程。広島皆実としても、今季は下級生が中心のチームで、伸びしろがある。藤井監督は「また来年、この舞台に立てるように頑張りたい」と話し、三谷も「来年は、後悔だけはしたくない。練習から、全国大会を想定して、強いメンタルを持って挑みたい」と再挑戦を誓った。頼られる存在となる最終学年の来季、1年次を思い起こさせるような躍進をもう一度できるか。悔しい初戦敗退から、新たなスタートを切る。

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